(1)ドコモの決算と株価 iPhone販売の影響
ドコモの決算と株価を見ると、iPhoneを販売していない影響が業績に大きく出ています。ドコモがiPhoneを発売しない理由は、しがらみがあるようですが、管理人の推測では数兆円の収益がすでに失われている可能性があります。ドコモは、ソフトバンクやauに対して、iPhone以外の商品でマーケティングを行う必要がありますが、販促費を効果的に用いるために販売機種で価格に差をつけるようですね。
(2)ドコモがエクスペリアとギャラクシーの値下げを拡大
ドコモの販売戦略で、ソニーXperia A ドコモ値下げで業績に期待があることを、2013年5月15日の時事通信が報じているので見てみましょう。
主力商品となるソニーの「エクスペリアA(エース)」と韓国サムスン電子の「ギャラクシーS4」の実質価格を引き下げ、米アップルの「iPhone(アイフォーン)」を扱うKDDI(au)やソフトバンクモバイルに対抗する。
ドコモはエクスペリアAとギャラクシーS4の販売価格を引き下げることで、ソフトバンクやauと携帯電話の販売競争を行うようですね。
- ドコモ Xperia A
- ソフトバンクモバイル iPhone5 iPhone6
- au iPhone5 iPhone6
ドコモが、Xperia Aを販売するのに対して、ソフトバンクやauはiPhone6を販売する可能性があり、夏商戦の動向に注目が集まりそうですね。
(3)ドコモXperia Aの価格が安い
2機種を「ドコモの顔と言えるツートップ」(加藤薫社長)と位置付け、購入費への補助を拡大。2年契約の実質価格はエクスペリアが2万円台半ば、ギャラクシーが3万円台半ばになり、他機種(3万円台後半~4万円台前半)より低価格にする。ドコモは、Xperia Aに販売促進費を重点的に投入することで、価格が安いため販売増加が大きく見込めそうですね。
- ソニーXperia A 2年契約の実質価格 2万円台半ば
- サムスン ギャラクシー 2年契約の実質価格 3万円台半ば
- 他機種の2年契約 3万円台後半~4万円台前半
(4)ドコモのエクスペリアは実質価格が5000円
さらに2機種に限り、他社や従来型携帯電話からの乗り換え、ドコモの10年以上の継続利用といった条件により、1万~2万円割り引く。エクスペリアは「実質価格が5000円になる」(加藤社長)ケースもある。ドコモは、Xperia Aを購入する条件によっては、実質価格が5000円になる可能性があることを、加藤社長が発表しています。
ドコモの社内で、Xperia Zに対する評価は高かったですが、販売台数増加に貢献したことも販促費投入で値下げに踏み切った理由でしょうね。ドコモは、Xperia Aと同時にギャラクシーS4を重視する理由は、直近で売れ行きが好調でもないため不思議ですね。
XperiaA販売台数ドコモ好調のようですので、2013年6月の販売台数はiPhoneではなく、XperiaAになりそうな勢いがあるようです。ドコモ割引販売の機種好調を発表しており、XperiaAの販売台数増加が大きく貢献していますね。
XperiaA販売台数ドコモ好調のようですので、2013年6月の販売台数はiPhoneではなく、XperiaAになりそうな勢いがあるようです。ドコモ割引販売の機種好調を発表しており、XperiaAの販売台数増加が大きく貢献していますね。